革の単位(ds)・部位


革の単位

革の面積を表す単位を日本ではデシ(ds)を用いて表します。1デシの大きさは「10cm × 10cm = 1ds」です。例えば、総面積100dsの革の商品が5000円で売られていた場合、1ds辺りの価格は5000 ÷ 100 = 50円 ということになります。


これからレザークラフトを始めようとお考えの方は必ず必要になってくる知識ですので、覚えましょう♪


革の部位

ショルダー(肩):頻繁に動かす部位のため、表面にシワが多いことが特徴です。特徴のある表面を利用してデザインとして利用することが多いです。強度と柔軟性を兼ね備えており、馬具にも使用されています。


ベンズ(背中から腰):つなぎをいれたくない大きいものや長いものを作る時に多く利用される部位です。部位自体の繊維密度が高く、厚みのある丈夫さも特徴です。ベルト、バッグのストラップ、靴底などに使用されています。


バット(尻):可動が少ない部位だったためショルダーよりもシワが少なく、繊維密度がとても高い部位です。牛革以外でも馬革ではコードバンと呼ばれた高級素材として流通しています。


ベリー(腰とお腹):繊維密度が低く、柔らかい厚みの薄い部位です。裏革として利用されることが多く、中敷きやバッグの裏側素材で利用されています。安価で加工の行い易い部位です。


レッグ(脚):後ろ足のが繊維密度が高く丈夫なのが特徴です。厚みがあるが利用できる面積が少ないため、小物のレザー製品に利用されることが多いです。


ネック(首):厚みはかなりありますが、面積が小さいため市場にはあまり流通していません。内装のちょっとしたアクセントで利用されることがあります。


ヘッド(頭):繊維密度が低く、薄いのが特徴です。こちらもほとんど市場には流通していません。